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Forestry and Forest Products Research Institute Symposium

2017年3月15日

こんばんは。代表の弭間(はずま)です。

つくばにある国立研究開発法人「森林総合研究所」主催のシンポジウムで登壇し発表してまいりました!!!!!!

シンポジウムのタイトルは『森林の有効活用をめぐる可能性と課題』 ~第1回:マウンテンバイク&トレイルランニングの取組~

登壇者は、 ①トレイルカッター 名取さん ②西多摩マウンテンバイク友の会 中沢さん ③南アルプスマウンテンバイク愛好会 弭間 ④北信濃トレイルフリークス 大塚さん ⑤㈱ソトエ 千葉さん でした。

傍聴者は、国有林関係、行政、研究者、マウンテンバイカー、トレイルランナー、など70名ほどでした。

一応、マウンテンバイク側のトリということで、しかも名取さんと中沢さんという素晴らしい先輩方からバトンを渡されるという大きなプレッシャーを感じ、1か月前から集中モードに入っていました(笑)。日々少しずつ時間を作っては準備し、作ったパワポはなんと76ページ!持ち時間は30分。

やってきたことが多すぎて、また「なぜマウンテンバイカーがこんなことまでやっているか」という部分の説明をわかりやすくするために、

どうしてもその枚数が必要でした。たぶん、国や行政がマウンテンバイクに前向きに興味を示しているシンポジウムで、マウンテンバイクの取り組みを

発表できるのは、日本のマウンテンバイク史上初めてではないでしょうか。なんとしても、僕らのやっている本当に地域のため日本のためになると信じてやってきたことをなんとしてもなんとしてもなるべくわかりやすく強く伝えたかった。

「皇国の興廃はこの一戦にあり」と静かに戦に向かう気分で、日本のマウンテンバイクの将来の方向性が決まっていくターニングポイントになる日だと

思い、日々コツコツと準備しました。

(ここから僕のお話をさせていただきたいと思います)

僕がマウンテンバイクにハマった頃はもうすでに日本ではマウンテンバイクが走りにくい規制の対象となる時代でした。

自分なりに法律などを調べてみても「どう考えても日本は法的にも社会的にも自由にマウンテンバイクに乗れる環境では無い」という現実を知った。

そして、いくら考えてもやはりそれが現実だった。そして様々な出会いがあり、少しずつその現実を直視し受け入れれるようになっていった。

運命の出会いがあった。それからは、とにかく現実との戦いだった。現実を全力で受け入れ、現実の要素を解明し変えるべく全力で動き続けた。

少しずつ理解者が増えていった。現実を変えるにはめちゃくちゃ大好きなマウンテンバイクに乗らないという選択をいつもしていた。

本当に絶対に現実を変えることを成し遂げたいがために僕はマウンテンバイクに乗らなかった。正確にはやることが多すぎてとてもマウンテンバイクに

乗る時間も無いしマウンテンバイクに乗ってる時間と体力があるなら現実を変えるためにその全精力を投入したかった。だからマウンテンバイクに乗らずに将来必ず実現してやると思っている世界を少しでも早く実現するために脳みそと体を動かし続けた。

日本の山々をマウンテンバイクで走れるようにしたい。まずはローカルの南アルプス。ここでマウンテンバイカーが地域にとって役立つ、必要な存在になり、マウンテンバイクが受け入れられる場所にしたい。この南アルプスをモデルケースに全国に波及すれば、日本全国でいける算段。

しかし、マウンテンバイカーがまだまだ日本は少ない。マウンテンバイク人口を増やすことも必要。それにはフィールドが必要。

フィールドは少しずつこういった活動で賛同いただき地道に増やしていくしかない。ただやみくもに増やすのではなく教育されたマウンテンバイカーを

増やすことが肝要。ただこういった動きというのは加速するもの。ある時期から急激に加速するもの。僕はコツコツと活動を進めながら息をひそめてその時期を待っている。物事には必ず時期というものがある。それをじっと粘り強く待てるか待てないかで事を成し遂げられるか否が決まる。

僕はマウンテンバイクで標高差のあるトレイルを走りまくりたい欲求をこの活動を猛進させマウンテンバイクの理想の世界へどんどん近づけることである程度満たしている。気が狂うほど活動関連業務をやりまくることでマウンテンバイクに対するあふれる欲求をコントロールしている。

本気でマウンテンバイクの世界を実現したいから今はマウンテンバイクに乗ることを後回しにしている。それでストレスもほぼ無い。

人間に与えられた他の動物と唯一違う要素、理性。理性をもってマウンテンバイクに関わっている。これまで徹底的に有言実行でやってきた。

やると言ったことをやる。シンプルだがそれをやったときの信頼、またそれを積み重ねた信用はでかいはず。今後も変わらず続けていきたいし、

本会の持続可能な仕組みでどこまでいけるかやってみたい。

だいぶ話がそれてしまいましたが、シンポジウムではそれぞれの面白いお話を聞けました。たぶん僕の発表はいちばん下手だったと思いますがたくさん笑ってもいただいたのでお伝えしたかったことは伝わったのではないかなと思っています(笑)。

森林総研としても普段は日本の山林山村の将来の話をするとどうしても暗くなりがちだそうなのですが、今回のシンポジウムは前向きでこのような明るい内容は初めてだったらしく、研究所内でもかなりのインパクトだったそうです。たくさんの方々とつながることができたので今後が非常に楽しみです。

ようやく日本のマウンテンバイク文化を作るうえでのスタートラインに立つための準備が始まったといった感覚です。またトレイルランニング側の進め方も新鮮で様々な協力ができるのではないかという可能性も見えました。

ちなみに僕のほうからは、「南アルプス市の限界集落におけるマウンテンバイカーの山村地域再生」という題目でお話しました。活動目的や活動内容、

どうやってマウンテンバイクが必要な存在となるか、理解応援のお願い、山村地域を活性化できるかどうかという問題はマウンテンバイク云々ではなく

日本という国家を救えるかどうかの問題である、若い働く世代が余暇を気持ちよく過ごせるようご協力いただきたい、というお話をさせていただきました。その後のパネルディスカッションでは自分たちの経験からお答えさせていただきました。

「マウンテンバイクはどんなところを走るのが楽しいんですか?」

「僕は登山出身の人間でもあり自然が大好きなので、本当は標高の高い登山道を走りたいんです。でも今、日本ではどうしてもそれができないんです。」

「何かひとつできるなら?」

「マウンテンバイク走行とトレイル整備許可です!」

「最初活動を始める際に大事なことは?」

「ハイエナです。ハイエナのようにいろんな方としゃべって情報を集めて行事などにとにかく参加して。」など。

その後の懇親会や二次会でも最後の最後までアツいアツい議論を研究者の方々と交わしてきました。面白かったのが本会が取り組んでいる活動の分野の

研究者や行政の方々がそろっていたということです。名刺交換する毎にアツいお話になって話がついつい長くなってしまい全く時間が足りなかった

1日でした。ほとんど食べ物も食べずにひたすらビールを飲みながらしゃべっていました。

詳しいお話は本会の会員専用ページにてご報告させていただきます。 マウンテンバイク活動の急先鋒として、これからも地域社会のためになるマウンテンバイカーを増やす教育機関として精進していきますので、

引き続き南アルプスマウンテンバイク愛好会をよろしくお願いいたします!!!

平野先生、みなさまありがとうございました!

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